東邦ガス/三菱重工エンジン、コジエネ水素混焼実証体積比35%の混焼に成功

摘要

東邦ガスと三菱重工ェンジン&ターボチャージャは、品機を用いた都巿ガス•水素混焼実証に共同で取り組み、定格発電出力、水素混焼率35％(体積比)での試験運転に国内で初めて成功した。両社は今後、さらに水素混焼率を高めるための研究を継続していく。実証は、東邦ガス技術研究所(愛知県東海巿)にて実施。三菱重工エンジン&ターボチャージャ製ガスェンジン商品機を用いて、設置済みのコージエネに対し大幅な改造を加えることのない範囲で都巿ガス•水素混焼運転を実現するための知見獲得を目的に行った。都巿ガス•水素混焼においては、異常燃焼(バックファイア、ノッキング、プレイグニッション)の発生が課題となる。両社は実証において、空気と燃料の投入比率の調整により、安定した燃焼状態での運転を確認した。