ノロウイルスの検査法(第111回日本食品衛生学会学術講演会シンポジウム)

摘要

食品からのウイルス検査の目的食品からのウイルス検査には大きく 2つの目的がある.1つは食中毒事例において原因となったウイルスを検出し，感染源や汚染経路を特定すること，もう1つは商品として提供される食品についてウイルス汚染の有無を調査し，リスク低減を図ることである.前者については各自治体の衛生研究所や保健所で実施されており，後者は主に，カキの生産業者が生食用カキの出荷前自主検査として主に民間検査機関で実施されている.