消防活動支援のための建物内火災シミュレーションの運用のあり方

摘要

SPEEDIの運用状況を参考に将来に向けた火災シミュレータの消防活動における運用方法を考えてみた。その中でいくつか課題も浮き彫りになってきたが，目標とすべきことは火災シミュレータを使っていかに現場の消防隊員の活動を支援できるかであり，今のうちにその仕組みを徐々に構築していく必要がある。これから将来に向かい，構成要素になる研究がますます盛んになり機能的に火災シミュレータが活用されることを期待するものである。