下水道における地球温暖化防止対策の特徴

摘要

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次報告書が2013年から2014年にかけて公表されている。この報告書は6〜7年に一度のペースで更新されており、気候変動に関する世界中の知識の集大成である。回を重ねる毎に報告書の信頼度は向上し、カバーする範囲も広くなっている。その第3作業部会報告書では、温室効果ガスの排出削減対策についてまとめられている。温室効果ガスの削減のためには、電力などのエネルギーの供給側の対策と、エネルギーを利用する、需要側の対策の両者を組み合わせていくことが基本的に必要である。