関西に於ける戦後の環境管理の歴史変貌: PCO業の塩素系殺虫剤から光触媒まで

摘要

環境管理の業務に携わって45年、環境管理の手法も技術も進化し、又時代によって求める内容も様変りしてまいりました。21世紀を迎え、航空機と言う移動手段が発達する事で地球が小さくなり、短時間で目的地に移動できる事は、天然の海と言う防衛線は役に立たず、経済の発展と多様化と共に、人は活動し、更に観光や日本文化を求めて押し寄せる人々が身につけて来る、目に見えない微生物の脅威を真剣に考える時とつくづく思うもので、従来の環境管理手法では、目に見えない脅威に立ち向かうには無防備で、西アフリカのエボラ出血熱の流行を見るにつけ、万一の時の国家的損失は計り知れない物があると思わざるを得ません。平成13年より、光触媒リスタコートをトイレに施工して、持続する効力、塗幕型光触媒を環境管理に生かす目的で創意工夫を重ね、手探りでデーターを収集、施工を重ねた結果は、徐々に認知されてまいりました。塗膜型光触媒を活用する事は、グローバル化で押し寄せつつある、目に見えない新たな感染症等の殺菌管理剤として、殺菌剤には得られない、持続する分解殺菌効力を大いに活用する時代であると思うもので、目に見えない微生物に立ち向かうには、光触媒と言う持続する酸化分解作用(殺菌力)を活用することと考えますが、急速に進む社会変化に対応するには、一企業の力では無に等しく、環境管理に携わる方々の新技術として、習得した塗膜型光触媒リスタコートによる環境管理技術をたたき台として戴きより優れた光触媒による環境管理技術にして頂きたく、勉強会を提案する次第であります。