第4回有機分子エレクトロニクスに関する国際シンポジウム（ISOME2006）報告

摘要

（社）電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ有機エレクトロニクス研究専門委員会が主催するThe 4th International Symposium on Organic Molecular Electronics（第4回有機分子エレクトロニクスに関する国際シンポジウム，ISOME2006）は，2006年5月18日（木），19日（金）の2日間，埼玉大学の研究棟Auditoriumで開催された。本国際シンポジウムは，有機分子機能材料の開発や応用に関連した有機エレクトロニクス素子の界面電子現象とその評価技術，将来の高度情報化社会を見据えた分子通信技術を構築するであろうと考えられるバイオエレクトロニクスなどについて，国内外の物理，化学，電気，電子，生物などさまざまな分野で活躍している研究者が，最近の成果を情報交換することを目的として2000年に第1回を名古屋大学で開催後，理化学研究所（2002年），京都大学（2004年）と2年ごとに開催している。本会議は，電子情報通信学会における有機エレクトロニクス研究領域の活性化とその技術の進展に寄与することを目的として発足した。