車載式卜ンネル3Dスキャニングシステムの開発

摘要

車両に搭載された3Dレーザースキャナにより，山岳トンネルの内空変位を迅速かつ面的に計測可能な「車載式トンネル3Dスキャニングシステム」を開発し，実現場に適用した。本システムは，現状トータルステーシヨンを用いて20m間隔程度で実施されている内空変位計測（A計測）を面的に補完する技術である。スキャナを車載することで，三脚にて設置していた場合と比較して，計測時間を1/6程度に短縮することが可能となった。本報告では「車載式トンネル3Dスキャニングシステム」の概要について述べるとともに，実現場で適用した事例について紹介する。