GPSを利用した高圧配電線用リードレス検相器の開発•実用化

摘要

高圧配電線は三相交流方式を採用しており，供給工事や移設工事により新たな接続箇所が発生する都度，相を識別する必要があり，検相器を使用している。工事設計においては工事完了後の「検相」で三相が電気的に同相となるよう，事前に相色別を記載した相接続図を作成し配電工事会社へ指示している。現行の高圧配電線用リードレス検相器(以下，「現行検相器」という)はデータの送信手段にアナログ無線機を自しているため検相距離に制限があり，その場合，目視により配電線路の接続状況を確認する必要あった。