接近センサ「KDSS2 (仮称)」高圧交流電源の接近を全身の広範囲で検知

摘要

平成30年労働災害発生状況の分析等(厚生労働省)によれば，同年の感電死傷災害（死亡•休業4日以上）は126人で，その内死亡災害は13人となっている。現場の優秀な作業者や管理監督者の技能と注意力に依存した労働災害の防止対策には限界がある。人は誤った行動をするものであり，熟練作業員の減少，作業員の若年層化を鑑みると，作業員が"うっかり"や"思い込み"をしても，なお安全が確保できる仕組みが必要とされている。