豊かな水に恵まれた曰本の水力を生かす一国の存立にかかる水利用の価値の理解を共有し，総合的な水力開発を推進一

摘要

NPO法人水力開発研究所は，広く地域住民および企業•団体等を対象として，環境にやさしく地域に永続的に貢献する水力開発を推進し，人と自然の調和がとれた環境社会づくりに寄与することを目的として，2018年1月に設立した。本提言は，今年6月5日に同研究所と地域が主体となった環境調和型水力開発研究会（立命館大学総合科学技術研究機構）の共催で実施された「再生可能エネルギー新時代における水力開発セミナ一（第3回）」において出されたものである。日本は本来，豊かな水に恵まれ水力発電に適した国土である。他の自然エネルギーにはない多くの可能性を持つ水力について，その価値の理解とともに，総合的な開発の推進を訴える。（編集部）