家庭における親子の省エネルギー意識・知識・行動に関する研究 その1 新規調査住宅における省エネ意識・知識・行動とエネルギー消費

摘要

本研究は，家庭における省エネ意識・行動の定着について検討することを目的としている。既報では，11世帯のモニター住宅を対象に，2014 年8 月から2015 年2月までをⅠ期調査，2015 年10 月から2016 年9 月までをⅡ期調査として，省エネ意識・知識・行動および生活行動に関する質問紙調査と，水・ガス・電気使用量の実測調査を実施している。本研究では，新たなモニター住宅を対象として，同様の調査を行うことにより，家族属性間での差異や親子の影響を明らかにする。本報では，新規調査住宅における秋期，冬期，夏期の調査結果から，居住者の意識・知識・行動とエネルギー消費の実態を示す。