弱視者による調光・調色型LED 照明を用いた団らh空間の主観評価

摘要

本実験の主な成果をまとめると次のようになる．(1)実験Ⅰの形容詞対を用いたSD 評価法による結果1）弱視者の雰囲気評価結果は，照度が高くなるほど評価が高くなったが，バラツキが大きかった．2）雰囲気評価では5000K が，最も弱視者と晴眼者との差が大きく，弱視者は評価が低かった．3）くつろぎの評価は，低色温度の評価が高かった．4）人の顔，植物，文章の見え方の評価は，照度が高くなるほど評価が高くなり，相関色温度4000K が最も高評価であった．照度が高いほどバラツキが大きかった．