石淵ダム管理終了時におけるゲート健全性調査

摘要

石淵ダムは岩手県水沢市胆沢区地内(図-1)に国内初のロックフィルダムとして昭和28年に完成し，平成24年10月4日にその役割を胆沢ダムへ引き継いだ。ダム放流設備の中でもオリフィスゲートは国内で初めて採用されたローラゲート方式の洪水吐門扉で歴史的価値のあるものです。本報告は，石淵ダムの撤去に合わせて放流設備の健全性を調査した結果を報告するものです。