渡良瀬川流域におけるNPO法人との連携した緑化活動の取り組みについて

摘要

「日本の公害の原点」と呼ばれ、荒廃裸地化していた足尾地区の山々は、今、砂防事業と連携したNPO法人の緑化活動により緑が回復しつつあり、その取り組みについて紹介する。利根川の支川渡良瀬川の源流域にある足尾銅山は、1610年に発見されてから1973年に閉山になるまで、約400年間（一部休止期間あり）採掘していた銅鉱山である。