PCaPC頂版と場所打ち側壁との結合工法の開発

摘要

ソケット式剛結合設計手法の検証を目的とし，静的載荷による常時荷重での鉄筋応力度，ひび割れ発生状況，rn終局耐力，および破壊性状の確認を行った。また，200万回の疲労と静的載荷による鉄筋応力度の増加およびソケッrnトと柱部との付着に及ぼす影響の確認を行った。その結果，常時荷重での鉄筋応力度は一体施工したRC構造の計算rn値および許容応力度以下であり，終局耐力は計算値以上であった。常時荷重では顕著なひび割れは生じず，破壊は復rn旧性を考慮した地盤面から近い想定位置での曲げ引張破壊であった。また，疲労載荷中の載荷点変位や鉄筋応力度のrn増加は微小であり，その後の静的載荷結果は前記と同様であり，疲労載荷によるソケットと柱との付着の低下はないrnことを確認した。