情報化施工に利用する衛星測量技術「RTK－GNSS」で取得したデータの特徴

摘要

1．はじめに 　近年、衛星による高精度な測位技術が確立され、公共測量において利用が進んできている。直轄工事では、土工や舗装工といった一般的な土木工事において、マシンコントロールやマシンガイダンス（以下、「MC／MG」）といった情報化施工技術が導入されてきており、その建設機械の3次元位置座標把握に多くは高精度な衛星測位技術を用いている。衛星測位は、数多くの衛星から受信する方が良好な測位が行えるため、米国のGPSのみならず、露国のGLONASSからも受信するシステムもあり、それらを総じてGNSS※（Global Navigation Satellite Svstems）と呼んでいる。