捨てる神あれば拾う神あり

摘要

家人に指摘されるずっと前から、薄々自覚はしていたのですが、実は私はモノが捨てられない性格らしい。例えば毎月手元に雑誌が増え続けるのは仕事柄ですが、自分で作ったものもそうでないものも、基本的には捨てずに手元に置いておきます。多くの人が締め切りに追われつつ、手問ひまかけて完成させたものだと思うと、心情的にとても粗末には扱えません。また、イベント取材や発表会でもらったカタログや资料なども、いつ必要になるかわからないので、やはりおいそれと処分するわけにはいかない。この世界の大先輩たる故五十嵐兵達さんが、終戦時に軍の上官から「軍用車関連の資料は、進駐軍が来る前に全て焼却処分すべし」と命じられ、しかし、これらは将来的には貴重な資料になるはずと、密かに保存したというお話を伺った事もありますし。