タルス•イ•オルティス•アルキテクトス

摘要

アムステルダム国立美術館は19世紀後半にオランダ人建築家、ピエール•カイべルスによって設計された。この建物は国立の美術館であることに加え、アムステルダムの南部地への入口という、2つの役割をもつ。美術館は、当時すでに発展していた北部地域と、新たに開発された南部地域を結び合わせる地点としての、都市的な役割に多大な犠牲を払ってきた。事実上は1本の道路である通路が北から南へ建物を貫いて美術館を分断するため、北に向いた2つのエントランスと2つの主階段が必要とされた。このことは、建物の東側と西側が接続するのは2階のみで、地上階と地下では分断されていることを意味した。