自由な造形の観点でのコンクリートシェルの未来像

摘要

最も印象的な外観を持つシェル構造の一つにソチミルコのレストラン（A）を挙げる人は多く、その魅力は絶妙なカットァゥトの組合せHP曲面形状+“フリーェッジで薄肉"である）そのままFc30で検討すると二次設計で厳しぃ）。近年の日本の大スパンのRCシェルの実施例で特徴的な異なる二つのタイプ（偏平と搭状）を見ると（B） 、L2時の付加曲げを考慮したダブル配筋とかぶり厚を考慮したシェル厚は250mm程度となる。19世紀半ばにフランスでメッシュ筋に固練のモルタルの左官工事によるボート→植木鉢→一気に容器·床まで作成された工法は、ネルヴィのフエ口セメントによる多くの空間構造に通じる。近年北米を中心に大小種々のシェルや容器に利用が進む工法では、固練とは逆に、空気膜+断熱材+鉄筋へのモルタルの吹付けで建設される（20世紀半ばのイタリアのビニによるアイデアが原点か）。