近年,科学技術の進歩に伴い,工業生産力が飛躍的に躍進して繊維製品が豊富に出回り,清潔性や快適性を付与した新機能製品を現代の若者や女性が追求する傾向が強い.大多数の繊維関連企業は,今回の産業不況の中,こうした動向に素早く着手し,不況打開策にかけている.一方,繊維製品衛生加工協議会(平成9年4月繊維製品新機能評価協議会,JAFET:Japanese Association for the Functional Evaluation of Textilesに改称,さらに2002年6月から繊維評価技術協議会と統合)は,昭和58年2月に発足以来,抗菌防臭加工繊維製品の健全で魅力ある製品の開発や発展に寄与するため,通産省(現在経済産業省)の指導の下,製品の表示方法,評価方法,効力基準値,安全性基準などの自主基準値を設け,SEK認定制度を運用してきた.
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