GH15 isomaltose glucohydrolaseの基質認識に関わる構造因子の同定

摘要

【目的】放線菌Kribbella flavidaが生産するGH15タンパク質（Kfla1896)は，イソマルトースを特異的に加水分解して β-グルコースを遊離する新規酵素isomaltose glucohydrolaseである.本研究ではKf Ia1896のX線結晶構造解析を行い， 基質特異性に関与する構造因子を明らかにすることを目的とした. 【方法】大腸菌を用いて生産したKfla1896塩基触媒残基変異酵素を結晶化し，X線回折データを測定した.S-SAD法を用 いて位相を決定し，立体構造を解明した.また，イソマルトースとの共結晶を作製し，その立体構造を決定した.