Vol.42「アリソン社とそのエンジン(4)“空冷か水冷が”アリソン、パッカード、p&wに見る選択と泀断」

摘要

創業者ジム・アリソンの突然の死によって、アリソ ン・エンジニアリング社は漂流しかねない状態に置か れたが、ゼネラル・モーターズ（GM）と言う強力なオ ーナーの下で、新しい出発をすることが出来た。ノル マン・ギルマンが構想し、ジム・アリソンの承諾を得 て開発に取りかかる予定でいた新型大型液冷エンジ ン計画は、幸いにもアリソンに劣らず航空機エンジン の将来性を正しく理解していたGMの経営委員会に 支持され、ギルマンの1,000馬力という目標のバーを 少し下げて、より実現性の高い800馬力に修正して、 1929年5月14日から開発が正式に始まった。