中国海軍の空母「遼寧」は日本の脅威となりうるか

摘要

9月25日、中国人民解放軍海軍の空母「遼寧」が就役した。人民解放軍海軍は、1980年代中頃から空母の保有を検討しており、1985年にはオーストラリア海軍を退役した空母「メルボルン」（旧イギリス海軍の「マジエステイツク」）をスクラップとして購入し、9年をかけて構造などを調査したはか、旧ソ連海軍の「キエフ」級V/STOL空母の1番艦「キエフ」と2番艦「ミンスク」を、テーマパークなどに転用するという名目で購入し、「メルボルン」と同様に仔細な調査を行なっている。