コージェネレーションシステムの発電機台数制御パラメー夕の最適化に関する研究

摘要

コージェネレーションシステムは，供給対象となる熱電負荷やエネルギー単価の変動等により最適運用方法の決定が難しく，最適運用が可能になれば，より省コス卜.省エネルギーを実現できる。本研究では，発電機の運用バラメータを月毎や日毎に最適化する手法について提案し，コストおよび消費エネルギーの削減効果について推算した。また，実際の総合病院にコスト最小化を目的とする月別最適化と日別最適化を適用した。その結果，月別最適化では負荷や運用の差異により前年度と比較してコスト削減の効果は得られなかったが，日別沿適化では，コスト削减効果は約25.万-円/宇，一次消費エネルギーの削減量は約150GJ/年と推算され，手法の•効性を確認した。