矢板工法トンネルの盤膨れに対するインバート補強の検討

摘要

解析の結果から，caseA とcaseB の抜き掘り施工については変位の差も少なく両ケースともにDⅠ相当に適用できると考え，DⅠについては施工上，工期の観点から基本パターンとしてcaseA，DⅠより地山が悪いと判断される場合は，変位抑制効果が若干高いcaseB の適用を提案する。また，事前に施工するロックボルトの補強効果については解析上評価することができなかったが，一般道の事例および施工中の不測の事態を考慮すると必要であると考える。