コンクリート床スラブによるH形断面梁の横座屈補剛効果に関する検討その10 細長比による床スラブ横補剛性能の定量化に関する検討

摘要

本報では、これまでに検証してきた有限要素解析モデrnルを用いたパラメトリックスタディを行った。弾性座屈rn解析結果については、床スラブ無しの弾性座屈耐力は指rn針2)と概ね合致したが、床スラブ付きについては、上フラrnンジ完全拘束の場合の提案式3)と比較すると床スラブの効rn果は小さく、本検討の床スラブおよびスタッドでは完全rn拘束には至っていないことが示唆される。rn床スラブの評価法の提案を目指し、解析により得られrnた弾性座屈耐力、最大耐力、および変形能力について、rnそれぞれが同等となるような床スラブ有りモデルと床スrnラブ無しモデルの梁長さを比較した。３種の比較は概ねrn同様の結果であり、弾性座屈耐力から弾塑性挙動（最大rn耐力および変形能力）を評価できる可能性を示した。