自己形成光導波路によるモード干渉デバイス

摘要

自己形成技術とは、光により屈折率が変化する媒体に光を入射し，回折による拡がりと自己集束効果を釣り合わせることで、自律的に光ファイバ先端から均一直径のコアを形成させる技術である。これまで我々は、異なる波長感度を持つ2 種類の光硬化性樹脂を混合した樹脂を用い、選択重合によりシングルモード導波路、対向ファイバ接続、高次モードを用いた分岐構造、事前紫外線照射による曲線導波路、位相マスクによる波長選択フィルタ等の作製を実現した。今回，自己形成導波路をMulti-Mode-Interference (MMI)として利用しC バンド帯で安定したモード変換器として利用できるか検討した。