国際消防防災展“インターシュッツ2010”について

摘要

インターシュッツは世界最大の消防防災に関する展示会と言われている．当初は消防操法のコンテストであり，その大会に併せて機器を展示したのが始まりと言われている．初回は1935 年にドレスデンで開催され，1953 年エッセンで第二回が開催されている．1964 年にケルンで開催された大会から，副題にしてインターシュッツと言われるようになり，展示会部分も充実されるようになった．同様に1972 年に同様な開催があった後，1980 年にハノーバーで開催されたものからインターシュッツとして展示会をメインとしたものになった．1988 年にもハノーバーで開催され，この頃は8年毎の開催と言われていた．1994 年にハノーバー，2000 年にアウグスブルグで開催され，この頃は6 年に一度の開催が計画と言われていた．その後，2005 年にハノーバーで，今回2010 年にライプチヒで開催された．次回は2015 年にハノーバーで開催予定となっており，5年毎の開催が計画されるようになった．本稿では，インターシュッツの概略と注目された展示について紹介する．