空気圧を用いた隙間高さ計測に関する研究

摘要

近年円板を平行に重ね合わせるラジアルスリット式フレームアレスタが開発されている．隙間高さは約100ミクロン位でフレームアレスタとして安全に取り扱うためには、数μmの精度で隙間高さを計測する方法が必要である．本研究では空気圧システムを用いて隙間出口部分の噴流の流速を計測し，動圧に変換することで隙間高さを測定する手法を提案する．隙間高さ0.08mm，0.1mm，0.12mmの3パターンを試作し、噴流口とピトー管との距離を1mm，2mm，3mmの3パターンにして計9パターンの実験を行った．実験結果から提案した方法は数μmの精度での隙間高さの計測が可能であることを分かった．