地中熱利用システムの採熱管における抵抗低減効果

摘要

地中熱利用システムは、地中に採熱管の水 （あるいはブライン）循環系を設置し、地中熱を空調 に利用する技術である。施設によっては採熱管の総延 長が数百 mにもなるため、抵抗低減効果（DR 効果） によるポンプ所要動力の低減が期待できる。本発表は、 前報告1)に引き続き、実際の採熱管を使用したDR 効 果の評価装置を地上に設置し、管摩擦抵抗の低減に関 する長期試験の中間報告を行うものである。