十字型マイクロチャネルにおける流路構造の変化による液滴生成制御

摘要

マイクロチャネルは流体制御に優れているため、単 分散な液滴を生成可能であり、微粒子合成やエマル ション調製など幅広い応用が期待されている。しかし 従来の送液流量のみによる液滴径の制御法では制御で きる範囲やランニングコスト、環境負荷において改善 の余地があり、実用化するためには更なる効率的なマ イクロチャネルの液滴生成技術が求められている。そ こで本研究では、マイクロチャネルによる新たな液滴 径制御法の確立を目的として、マイクロチャネル構造 による制御法に着目し、十字型マイクロチャネルの流 路断面積が液滴生成に及ぼす影響を検討した。