超臨界二酸化炭素－共溶媒によるイチゴ葉からの抗酸化性成分抽出における最適条件の検討

摘要

イチゴは全国で年間約16万t生産されている。果実収穫後に廃棄されている葉部について、葉中の抗酸化性成分等を抽出回収することで、イチゴ全体の有効利用が可能となる。本研究では、天然物抽出に有効な超臨界CO2+水またはエタノール(EtOH)混合溶媒でイチゴ葉を抽出し、共溶媒による抽出率や抽出物の抗酸化性の違いを評価した。さらに、応答曲面法を用いて温度·圧力に対する最適条件を推定した。