打音によるレールボンド検査装置の有用性に関する検証

摘要

レールボンドはレール同士を電気的に接続する軌道回路装置の一部をなしている重要な装置である。レールボンドが脱落すると軌道回路が短絡し列車を抑止する恐れがある為、目視による検査等(外観検査?たたき検査?周辺環境の確認)を定期的に実施している。しかしながら、現行の検査では、人の感覚(視覚、聴覚、力加減)に依存したものとなり、個人により検査結果の良否にばらつきが出てしまう恐れがある。本稿ではレールボンドを叩いた際に発生する打音により取付状態の良否を判定する試作装置を用い、その有用性について検証した。