福井の恐竜:発掘と恐竜博物館

摘要

福井県では、1989年（平成元年）から始まった勝山市北谷における恐竜化石発掘調査により、フクイラプトル、フクイサウルスをはじめとする5種の新属新種恐竜を発掘·発表し、日本で最も多くの恐竜化石を産出する県となっている。また恐竜とともに、数多くの脊椎動物化石（魚類、爬虫類、鳥類、哺乳類）の体化石や生痕化石（足跡化石や卵殻化石など）、無脊椎動物化石、植物化石なども産出し、中生代白亜紀前期の豊かな生態系をもった古環境を研究する上でも重要な地域となっている。