ペプチド核酸を介した細胞内運搬ペプチドとオートファジー誘導ペプチドのハイブリッド化とそのハイブリッドの細胞内導入

摘要

ペプチド核酸（PNA）は核酸類似化合物であり、塩基配列特異的にハイブリッドを形成することが分かっている。このPNA を利用して、オートファジー誘導能を有するペプチド（GG-VWNATFHIWHD-NH2）と細胞内運搬ペプチド（Cell-PenetratingPeptide、以下 CPP）を連結させ、細胞内への導入を行った。合成したペプチドはPNA1-CPP（Fig.1）およびPNA2-AIP、PNA3-AIP、CPPAIPの4 つである。これらはペプチド固相合成法により調整し、MALDI-Tof-Mass およびRP-HPLCにより同定した。