超原子価ヨウ素試薬を用いた酸化的環化反応を基盤としたアクアミリン型アルカロイド類の合成研究

摘要

アクアミリン型アルカロイドはvincorine (1)をはじめとする、高度に縮環した5 環性骨格を有する化合物群である。これらの化合物の中には有用な生理活性を有するものが多数含まれており、創薬シード化合物として期待されている。本研究では、ジアリールアミンに対する酸化的環化反応と、続く位置選択的な分子内aza-Michael反応を用いることでアクアミリン型アルカロイド類のABCD 環部の構築の検討を行った。