機能が製品ライフサイクルに及ぼす影響を考慮した 容器包装設計手法

摘要

容器包装設計は、製品ライフサイクル(Product Life Cycle: 以下 PLC)の異なるフェーズから要求される多 様な機能の発現を目的として行われる。今までに、特 定の機能に着目した研究[1]などが行われてきた。しか し、図1に示すように機能間にはトレードオフが生じ る。本研究の目的は、機能間のトレードオフを含め、 機能が PLC に及ぼす影響の考慮を可能とする容器包 装設計手法の構築である。PLC に存在する様々な項目 を抽出·分類し、項目間関係を表現する手法を開発す る。液体洗剤容器を対象に特定の機能の発現を目的と した設計変更案の生成から判断に至る設計をケースス タディとして行い、体系的な設計手法を構築する。