ルミノール化学発光を利用した液相における プラズマ誘起短寿命ラジカルの可視化

摘要

様々な応用が期待される気液界面プラズマにおいて 界面に誘起される液相部の活性種の計測は困難であっ た。本講演では、ルミノールを用いた化学発光に着目 し、プラズマによって誘起される短寿命活性種の可視 化を試みた結果を報告する。ルミノールは一般に化学 発光を利用してO2 -の検出に用いられており[1,2]、また ソノケミストリーの分野ではOH ラジカルの可視化に 適用可能とされている。本稿では著者らがこれまでに 研究してきた液体を電極とした大気圧グロー放電にル ミノール溶液を用いてその特性を評価した[3]。