清水焼大物皿ものづくりの解析

摘要

京焼の歴史は16 世紀から始まる．京都で作られるやきものの工芸品は総称を京焼?清水焼とされている．高級な茶器や食器も芸術品として，高い技術と経験のもと現在でも作られている．その中で大きなお皿，おおよそ直径が50cm 以上のお皿については，現在，それを成形できる職人が減少している．通常使う食器などと違う技術が要求されるとも言われている．そこで，本研究では大皿作製の技術伝承を目的に，清水焼の大皿の製作工程を明らかにした．