連続繊維CFRTPと5052アルミニウム合金の重ね摩擦シーム接合

摘要

近年，地球温暖化を防止するために輸送機器の排気ガスをはじめとした温室効果ガスの削減が強く求められている．排気ガス削減のためには輸送機器の軽量化が急務であり，その方法のひとつとして炭素織経強化熱可塑性プラスチック（CFRTP）とアルミニウム合金を用いたマルチマテリアル構造化が進められている，マルチマテリアル化を達成するためには接合が不可欠であり，そのうちの一つとして，重ね摩擦シーム接合によるCFRTPとアルミニウム合金の接合の報告が報告されている1）。