Sr-Al-Si-N系新規 Eu付活緑色蛍光体の結晶構造と発光特性

摘要

近紫外光や青色光で励起可能な窒化物蛍光体は白色 LED ランプに用いられており、様々な発光 スペクトルを示す新規窒化物蛍光体の探索が現在も盛hに進められている．Hecht らは SrAlSi4N7に Eu~(2+)を賦 活した窒化物蛍光体を合成し、その結晶構造が直方晶系(空間群 Pna21)であることを明らかにした[1]．この蛍 光体は紫外·青色光励起で赤色発光する [1,2]．本研究では、この既に報告された SrAlSi4N7:Eu~(2+)と同組成で 構造が異なる多形を見出した．この新たな窒化物について、単結晶 X線構造解析と蛍光発光特性評価の結果 を報告する．