エレクトロスピニングにより作製したポリウレタンナノファイバーのタンパク質吸着特性の解析

摘要

ナノファイバーは1本の太さが髪の毛の200分の1程度の極細繊維である。従来のマイクロファイバーに比べると分子が繊維長さ方向に配列するようになるため強度、電気伝導性、熱伝導性が高くなるといわれている。本研究ではポリウレタンに注目した。ポリウレタン中には、芳香族環、ウレタン結合からなるハードセグメントと、ポリエステル、ポリエーテルからなるソフトセグメントが存在し相分離構造を形成している。