(341-322)NaI-LiBH4 系固体電解質におけるLi+イオン伝導機構

摘要

固体電解質材料は、研究の黎明期から現在に至るまで、可動イオンを含む化合物から合成されてきた。我々のグループでは、KI およびNaI とLiBH4 が固溶体を形成し、格子中にLi+がドープされることで、Li+伝導体となることを報告してきている[1-3]。今回はNaI-LiBH4系固体電解質を用いてハーフセルを作製し、電極のSIMS 測定から充電種を特定し、NaI-LiBH4 系における詳細なイオン伝導機構を調べたので報告する。