(S2.6-S0110)金属付加造形法による医療用金属材料の材質制御

摘要

金属付加造形（AM）法は、任意の形状をもつ構造体部材の作製を大きな特徴とする一方で、近年の研究では、結晶集合組織をはじめとする材質をも高い自由度で制御可能な手法である可能性が示されている[1-3]。AM による材質制御が確立すれば、本法は形状のみならず、材質に由来する機械的特性をはじめとする機能をもテーラーメイド化可能な次世代のインプラント創製の手段となり得る。本講演では、AM による医療用金属材料の、結晶集合組織を中心とした組織制御について、最新の知見を交えて議論する。