(S8.2-S0208) V-Fe 系合金膜によるアンモニア分解ガスからの水素分離·精製能の定量評価と表面観察

摘要

アンモニアを水素エネルギーキャリアとして貯蔵、輸送、利用するために、アンモニア分解ガスから水素ガスのみを分離·精製する基盤技術の開発が求められている。前回のシンポジウム「水素エネルギー材料－ＶＩ」において、パラジウム触媒を被覆したバナジウム系合金膜を用いることにより、アンモニア分解模擬ガスから水素の絶対分離が可能であることを報告した。本シンポジウムでは、V-10mol%Fe 合金膜に焦点を絞り、アンモニア分解模擬ガスからの水素分離·精製能に及ぼす、試験温度、ガス供給量の影響および膜表面の構造変化について、これまでの研究成果を報告する。