(J13-C17)電子ビーム積層造形法により作製したTi-6AL-4V造形品の評価

摘要

電子ビーム積層造形(EBM造形)法とは，金属粉末を用いて被造形物の三次元CADデータから二次元のスライスデータを作成し，そのスライスデータに基づいて電子ビームを走査させ，金属粉末を選択的に溶融?凝固させた層を繰り返し積層させて三次元構造体を製作する付加加工技術である．現在，欧米を中心に航空宇宙分野および生体材料分野に広く応用されており，新規なニアネットシェイプ加工技術として有望視されている．これまで，純チタンのEBM法の適用に関する報告はほとhどない．本研究では，Ti-6AL-4V合金粉末のEBM造形の際の造形高さおよび造形角度の違いが及ぼす組織および機械的特性への影響について詳細に調査し，基礎的知見を得ることを目的とする．