(114-0235)アルミニウムシリケートナノチューブとポリエチレングリコールを用いたゲル状複合材料の作製

摘要

イモゴライトは、直径2 nm、長さ数十nm から数μm のナノチューブ構造を有したアルミニウムシリケートであり、構造に由来する高い親水性やタンパク質に対する高い吸着特性を示す。我々はイモゴライトを、ゲルを形成する材料として注目し、新たな生体材料として応用することを検討している。特に、銀を代表とする金属イオンを吸着させた抗菌剤としての応用が期待される。これまでに分散水溶液状態にあるイモゴライトを調製し、ハイドロゲルを得ることに成功した。本実験では保持される液体としてポリエチレングリコール(PEG)に注目し、新たな複合ゲルの作製を試みた。