外部PC 鋼棒応急補強による柱主筋の修復付着強度に関する実験的研究（その4）主筋本数をパラメータとした実験

摘要

本報では，主筋本数をパラメータとして外部PC 鋼棒 応急補強後の修復付着強度を実験的に検討した。以下に 得られた結果をまとめて示す。 1）主筋本数が多くなるほど，修復付着強度は小さくな ることが確認できた。 2）本報の実験範囲では，コンクリート打設方向と同一 方向に載荷した場合と，それと反対方向に載荷した 場合の修復付着強度に顕著な違いはなかった。 3）初期損傷が大きいほど修復付着強度時におけるPC 鋼棒のひずみ度増分は小さくなり，初期損傷の程度 によっては同ひずみ度の増分がほとhど見られなか った。