環境中におけるカーボンナノチューブ飛散量評価手法に関する研究その2 炭素·硫黄同時分析装置による定量の検討

摘要

ナノ材料については従来の材料にはない優れた性質を有する新素材として期待され、国際的に積極的な研究開発が進められている。一方で、ナノ材料の人体への健康影響が懸念されており、有害性に関する研究も行われている。そのため、ナノ材料の製造。加工等を行う事業所では、作業中に飛散したナノ材料に対し、作業員への曝露防止や事業所外への排出防止等の予防的対策が求められている。国内では、関係省庁からナノ材料の取り扱いに関する手静卜等が発表されている。