超仕上げ法の曲面ならびに平面への応用

摘要

超仕上げ法は短時間で鏡面仕上げを行う固定砥粒加工法で，軸受の軌道面やクランクシャフトなど，主に円筒工作物の仕上げに用いられている．いっぽう，工作物が回転しない金型などへの適用例は少なく，超仕上げ法を金型自由曲面へ適用できれば金型の磨き工程を自動化することがきる．そこで，本研究では曲面を有する円筒の超仕上げと試作した超仕上げ工具を用いて平面の超仕上げを行い，任意形状への超仕上げ法の応用について検討した．